静岡大学サスティナビリティセンター

2025.07.14

第1回『静大サステナ映画館』を開催しました

7月10日(木)に第1回『静大サステナ映画館』を開催しました。今回は、環境系の映画として話題になった「プラスチックの海」を、静岡大学環境サークル「リアカー」のメンバー、学生、教員、合計13名で視聴しました。

この映画は、多くの科学者や識者が警鐘を鳴らしている「海洋プラスチック問題」を真正面から取り上げています。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられており、大半が海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックは分解されることなくマイクロプラスチックとなって、海の生き物たちの体内に摂取されていきます。食物連鎖によって濃縮されたプラスチックを魚・カキなどを食べることで、私たちにも影響があることが示されます。また、自分たちが利用していないプラスチックごみを受け入れたり、他国のプラスチックごみがたくさん漂着したりしている国々のようすも知ることになります。海洋プラスチックをめぐる問題を次々に示しながら、後半では、解決策を探り、行動を起こす人々も紹介しています。9年前、2016年に公開されましたが、マイクロビーズの使用禁止など若干の改善はあったものの、あまり改善されていないことに気が付きます。

参加者からは、「知らないことが多く、視聴できてよかった」「海洋プラスチックの問題を映像によってリアルに表現していて、とても分かりやすかった」「身近なものに有害な物質が入っていることに驚いた」「有効なリサイクル技術があることがわかった」「もっと自分事にすることが大事だと思った」「プラスチックは便利なので、使わないようにするにはどうしたら良いか、自分にできることは何だろうか、と考えた」などの感想が寄せられました。みなさんの思考が拓かれているようでした。参加者のみなさん、有難うございました。次回8月4日も「プラスチックの海」を上映しますので、まだの方は是非、視聴しにいらして下さい。
問い合わせ先:https://x.gd/IjwcB