静岡大学サスティナビリティセンター

2025.10.14

第3回「静大サステナ映画館」を開催しました

 10月9日(木)に第3回『静大サステナ映画館』を開催し、「アニマル ぼくたちと動物のこと」を上映しました。今回は、14:00~と、就業後にも参加できるように17:00~も上映しました。ねらい通り、14:00の回には学生13名、教職員1名、一般2名、17:00の回には教職員3名、一般1名、小学生1名、合計21名が視聴しました。
 
 この映画では、地球の生命が「6度目の大量絶滅」に向かっていることに危機感を覚えた16歳の高校生のベラとヴィブランの2人が、解決策を求めて世界中を旅します。行き先々で、研究者、環境活動家、大統領らに出会い、疑問を投げかけ、悩み、たどり着いた答えは・・・。視聴者も2人と共に旅しながら、現実の問題点を知り、深く考えさせられていきます。

 視聴後に感想を共有する時間を設けました。参加者からは、「事実を隠さず映像にしているところがすごかった。普段見ている自然の映像は、人の目に触れていいものに加工されていることを知った。このような濃い内容のドキュメンタリーは見たことがなかった。」「これまで見たことも聞いたこともない、知らない話が多く、勉強になった。」「経済成長があるからこそ起きている環境問題なので、経済学を勉強したくなった。持続可能な生活って何だろうか。」「映画の中で学者らの『有限のもので無限の成長をしようとしている』『憎しみだけでは環境問題は解決しない』という言葉や、最後にベラが『動物のことを学ぼうと思ったが人間のことを学んだ』という言葉が心に残った。」「インドの環境活動家の『環境問題を啓発したいなら行動せよ、行動しないなら広めるな』という言葉が重かった。行動することが大事であることを知った。」「食肉加工業者でウサギを飼育している人を悪く描いていないところが良いと思った。彼にも生活があり、消費者がいるから生産者がいる。消費者としての自分の行動を変えていかないといけないと思った。」「能動的な人は活動できるが、自分は明日もプラスチックストローをもらってしまうかも知れない。一般の人には何ができるのだろうか。罪悪感を持ちながら、仕方なく今の生活を続けてしまうだろう。」「最初は人間嫌いで環境問題に関わっていた子どもたちが、世界中の様々な研究者に会い、最後には、自然や野生動物の存在は『美』だと言っていたことに感動した。」など、多くの気付きを共有しました。参加者のみなさん、有難うございました。

 次回は、キャンパスフェスタの日、11月1日(土)10:00~と13:00~人文社会科学C棟2階203室にて、 この「Animal ぼくたちと動物のこと」を再び上映します。まだご覧いただいていない方、もう一度視聴したい方も、どうぞご参加ください。

Animal ぼくたちと動物のこと:https://unitedpeople.jp/animal/