12月11日(木)静岡大学に、第6回『静大サステナ映画館』を開催し、「ミッション・ジョイ~困難な時に幸せを見出す方法~」を上映しました。今回は、大学生・大学教職員・一般参加者10名が視聴しました。
最初に、参加者の皆さんにご自分にとっての「ジョイ、喜び」は何かを語ってもらい、ひとりひとり、「ジョイ」と感じることには違いがあることを認識しました。その後視聴し、ダライ・ラマ14世とツツ大主教の軽妙なやり取り、大変な苦境を乗り超えて来た2人のポジティブな考え方や何より大きな笑い声に癒され、自分を見つめ直す良い機会になりました。
視聴後に、それぞれの感想・考えを共有する時間を設けました。みなさんの感想は以下の通りです。
「ダライ・ラマとツツ大主教がいつでも笑っているのが印象的だった。」
「アパルトヘイト撲滅のために尽くしたツツ大主教と、故郷を追われた迫害されてきたダライ・ラマ、そのことを忘れずにいながら、明るさをもたらしていた。キリスト教と仏教の寛大さを感じた。」
「宗教や考え方が違っても、歩み寄れる可能性を感じた。現代の社会に必要な考え方だ」
「ダライ・ラマがどんなに悲しく不安であっても、見方、考え方を変えれば、成長する機会になる、と言っていた。考え方をかえるだけで、JOYが感じられるようになる。ツツ大主教のように笑顔を絶やさないことが、人を集め、幸せ、喜びにつながると感じた。」
「彼らほど過酷な人生を歩んできたわけではないのに、ストレスを抱えている現代の我々。幸福を感じるスキルが衰えているのではないか。余裕を持って、人を助け、自分も喜びを感じるようになれば、良い社会になる。」
「他人に希望を与え分かち合うことが幸せであると感じた。相手に希望を与え、それが広がり、自分も幸せになる。」
「宗教とは、現世の苦難・不条理を飲み込ませるために来世を語るものだと思っていた。彼らは、現世の喜びを説き、科学を信じて解き明かそうという姿勢があった。そういう宗教であることを、今後も期待したい。」
「身近な人との間では、やはり笑顔が大事で、自分の見方、考え方を変えることで折り合いをつけていけるかも知れない。」
「二人の笑い方に驚いた。人間の生き方は根源的には同じで、許すというのは、記憶に残すことだ、というのが印象的だった。」
「二人の笑い声を聞いて、宗教に対しての印象が変わった。同じ世界を別の角度から見ているだけで、困っている人苦しんでいる人を救うという意味では同じだ。また、タブーなはずの異教徒への聖餐式を実施していたが、その寛容性が素晴らしかった。宗教も、立ち返れば、平和になるのではないかと思った。」
「日本にも、『情けは人のためならず』という言い方がある。ダライ・ラマやツツが言っていた『人に良いことをしたら返ってくる』というのは同じ考え方だ。人との関わりで、『楽しい』と思えることが幸せにつながると感じた。」
この映画は、ポジティブな気持ちにしてくれました。参加者のみなさんは、温かい気持ちになって、帰路に着きました。
次回は、1月15日(木)14:00~と17:00~大学会館研修室にて、「2040 地球再生のビジョン」を上映します。
申込等の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.sdgs.shizuoka.ac.jp/information/2025121101/

